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JTAパートナーズ|一般社団法人 日本翻訳協会(JTA)は翻訳の世界標準を目指します。

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AI世紀だからこそ、AIなしで翻訳できる力を証明しよう

 ――「既成概念にとらわれない」バベルから、
                   すべての翻訳者へ



                        一般社団法人 日本翻訳協会 代表理事
                       バベル翻訳専門職大学院 元副学長
                       堀田 都茂樹

            

バベルには、1974年の創業以来、大切にしてきた基本理念があります。
「既成概念にとらわれない。」
翻訳とは、外国語を日本語に置き換える仕事である。
翻訳者とは、語学の専門家である。
私たちは、そうした既成概念を何度も疑い、翻訳の意味そのものを問い直してきました。
そしてAI世紀を迎えた今、もう一つ、疑わなければならない「新しい既成概念」が生まれています。
「AIが翻訳してくれるのだから、もう翻訳力は必要ない。」
本当にそうでしょうか。
私は、まったく逆だと考えています。
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AIが優秀になるほど、人間の「地翻訳力」が問われる
生成AIは、数秒で驚くほど自然な訳文をつくります。
しかし、その訳文を前にして、
「これは正しい」
「ここは原文の意味を取り違えている」
「この日本語では著者の意図が伝わらない」
「この専門用語は別の訳語にすべきだ」
「この文化では、この表現のままでは届かない」
と判断するのは誰でしょうか。
最後は、人間です。
AIが出した訳文をそのまま受け取るだけなら、翻訳力は必要ないかもしれません。
しかし、AIに問い、AIの答えを疑い、比較し、選択し、修正し、最終的な訳文に責任を
持つ人
になるためには、自分自身の中に確かな翻訳力がなければなりません。
私は、それを**「地翻訳力」**と呼びたいと思います。
原文を正確に読む力。
意味をつかむ力。
文脈を読む力。
文化の違いを理解する力。
適切な言葉を選ぶ力。
そして、読者に「届く文章」に仕上げる力。
これらは、AIに代わって翻訳するための能力ではありません。
AIを使いこなすための、人間側の基礎能力なのです。
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あなたは「AIなし」でも翻訳できますか
そこで、翻訳を仕事にしている人、これから翻訳者を目指す人に、私は一つ問いかけたいと思います。
「AIを使わずに、あなた自身の翻訳力を証明できますか。」
普段の仕事では、AIを使えばいいのです。
むしろ、これからの翻訳者はAIを積極的に使うべきでしょう。
調査する。
比較する。
訳案を出させる。
問題点を探す。
推敲する。
AIは優れたパートナーです。
しかし、だからこそ一度、AIという補助輪を外して、自分自身の力を測ってみる必要がある。
それが、日本翻訳協会(JTA)の各種検定試験です。
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なぜJTAの検定ではAIを使えないのか
理由は明快です。
AIを否定しているからではありません。
AIを本当に使いこなせる人間かどうか、その土台を測るためです。
AI使用可の試験では、本人の翻訳力とAIの能力を切り分けることが難しくなります。
だから検定では、AIの力をいったん借りず、自分自身の
読む力 × 理解する力 × 考える力 × 訳す力 × 書く力
を試していただきます。
そして、その基礎力を確認したうえで、実際の仕事では思う存分AIを使えばいい。
私は、この順序がAI世紀のプロフェッショナルには重要だと考えています。
AIを使わない力を証明した人ほど、AIを強力に使える。
一見、矛盾しているようですが、これこそ「既成概念にとらわれない」発想ではないでしょうか。
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AI世紀の翻訳者に必要なのは
「Language × Domain × AI」

第一は、Language Competence。
原文を読み、意味を理解し、別の言語で的確に再構築する「地翻訳力」です。

第二は、Domain Competence。
法律、医薬、金融、特許、ビジネス、文芸、ノンフィクション、絵本など、
自分自身の専門領域――My Domainを持つことです。

そして第三が、AI Competence。
AIに適切な問いを立て、その回答を検証し、自分の専門知識と翻訳力を使って、
より高いレベルの成果物へ仕上げる力です。
これからの翻訳者の価値は、
Language × Domain × AI
という掛け算によって決まると私は考えています。
そして、その出発点となるLanguage Competence――**「地翻訳力」**を客観的に確認し、
証明する一つの機会が、JTAの検定試験なのです。
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AIに「訳してもらう人」で終わらないために
AI世紀には、二種類の人が生まれるでしょう。
AIが出した答えを、そのまま受け取る人。
そして、
AIの答えを判断し、AIと議論し、AIと共創し、自分の責任でよりよい答えを生み出す人。
翻訳の世界も同じです。
これから求められるのは、単なる「翻訳作業者」ではありません。
世界に眠る優れた思想、知識、経験、物語――Wisdomを発見し、それを異なる言語、
異なる文化へ届ける人です。
私は、翻訳をこう定義しています。
Translation is Wisdom Sharing.
翻訳とは、言葉を置き換えることではない。
人類のWisdomを共有することです。
だからこそ、AIに任せきるのではなく、自分自身の翻訳力を持ってほしい。
そして、その力をAIによって何倍にも拡張してほしい。
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まず、自分の「地翻訳力」を試してみませんか。
AIを使わずに、どこまで読めるか。
どこまで理解できるか。
どこまで訳せるか。
どこまで書けるか。

JTAの検定試験は、AIと競争するための試験ではありません。
AIとともに仕事をする資格を、自分自身に問い直すための試験です。
「AIがあるから、翻訳を学ばなくていい。」
そんな新しい既成概念に、とらわれないでください。
AIがあるからこそ、翻訳を学ぶ。
AIがあるからこそ、自分の力を磨く。
AIがあるからこそ、自分の力を証明する。

それが、AI世紀を生きる翻訳者の新しい出発点だと、私は考えます。
AIに「訳してもらう人」から、
AIとともに「Wisdomを世界へ届ける人」へ。
あなたの「地翻訳力」を、JTAの検定で証明してください。


JTA公認 翻訳専門職資格試験  【英語部門】【中国語部門】
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JTA公認 ビジネス翻訳能力検定試験 <8分野>
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JTA公認 フランス語翻訳能力検定試験
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JTA公認 翻訳専門職資格基礎試験


                       2026年10月7日
                       一般社団法人 日本翻訳協会 代表理事
                       バベル翻訳専門職大学院 元副学長
                       堀田 都茂樹