(社)日本翻訳協会の派遣元責任者講習の内容が充実しました。
派遣元責任者講習をより実りあるものにすること。これが当協会の大きな目標の一つでした。
派遣元責任者は、人材派遣業にとって現場の中心業務をする大切な人々です。
この方々の講習が、決められたことだから、一応受講しておく、『受講申込書』をもらうためだけなどで
あっては、大きな損失です。
そのために私たちは、講習の内容、講習の演出方法、そして講師の改善に取り組みました。
そして、その第一段階が達成されつつあります。
@講習の内容の改善:法律の逐条的な無味乾燥な教え方はしない
法律はどんな法律でも、一般人にとってなじみのあるものではありません。
それを条文ごとに丸暗記しても、その法律が実務とどう係っているのかを知らなければ、無意味となります。そこでこの講習では、先ず仕事ありきで、派遣元責任者の仕事、人材派遣業の仕事を整理し、それぞれの仕事と法律がどのように結びついているかを中心にすえました。
それにより、初めて「労働者派遣法」「労働基準法」に触れる人でも仕事との関係がはっきりしていますから、理解しやすくなりました。また法律と仕事の関係が明確になりますから、派遣元責任者に不可欠なコンプライアンス(法律遵守)が具体的に理解できるようになります。
A講習の演出方法の改善
よく分かる講習にするためには、いくつかの点を改善する必要があります。
まず、講師が受講者の顔をしっかり見て、内容を十分理解しているかどうかを知る必要があります。そのためには講師が下を向いて法律条文とにらめっこで解説するのでは、うまく行きません。
そこで今回はパワーポンとを積極的に使用しました。
これで講師は画面をみて、受講者の皆さんの反応も確かめます。
次に簡単に書き込みできるテキストがあれば、受講するみなさんも顔を上げ、画面を見て、また講師の顔を見ることが出来ます。
「この簡単に書き込みできるテキスト」は講習後も受講者の皆さんに役立つ大切な参考書となります。
B真剣な、誠意ある講師を登用
この派遣元責任者講習の講師は、熱血タイプであることが求められます。
なぜなら、受講する皆さんに理解してもらうことに真剣でなければすべてがうまく行かないからです。講師が「どうせ1日で派遣法や労基法をマスターするなどは無理。要は「受講証明書」をもらうために受講しているにすぎない」などと思っていけては、うまく行きません。
そのためにこの講習の必要性を十分に理解している経験豊富でかつ若手の「社会保険労務士」の皆さんを中心に選抜し、講師になってもらいました。そして今までお話してきたことを十分に理解してもらい熱意ある講義がここにスタートしたのです。
<充実の第2段階に突入>
この講習を1日で終わりにしないことが次にしなければならないことです。なぜなら法律はどんどん変わり、ビジネスのあり方もご存知の通り急激に変わっているからです。
そのために私たちは、毎回の講習で出される質問の回答をこのホームページ上ですることにしました。
また人材派遣業を取り巻く様々の情報をメルマガとして皆様に提供することにしました。
このなかから有効な情報を引き出し、更なる事業発展を目指すのがあなたです。
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