設立趣旨・沿革
CIUTI(CONFERENCE INTERNATIONALE PERMANENTE D’INSTITUTS UNIVERSITAIRES DE TRADUCTEURS ET INTERPRETES)は、ベルギーに本拠を置く非営利団体で、翻訳および通訳の高等教育を行う教育機関(大学・大学院)の教育品質の維持向上を目指す国際協会です。(発音は「シューティ」)
第二次世界大戦後、西ヨーロッパの大学の翻訳・通訳学科の交流団体として生まれ、現組織の設立は1960年です。
会員は全世界に及び、文化社会的背景は多様であるため、画一的な教育品質を目指すのではなく、多様性の中での翻訳と通訳の品質の等価性、等質性の実現を目指しています。
活動内容
・総会は年1回開催しています。会員が持ち回りで主催し、開催場所も毎回異なり、参加は会員に限定されています。
・CIUTIフォーラムは原則として年1回ジュネーヴにて開催しています。翻訳と通訳、多言語コミュニケーションに関するフォーラムです。
・CIUTIの会員資格を得られるのは団体・組織のみであり、個人は会員になれません。
正会員と準会員があます。
・正会員は翻訳と通訳に関して高等教育を実施している教育機関が対象で、申請して、教育品質に関するCIUTIの認証基準をすべてクリアする必要があります。現在、19カ国の42の教育機関が正会員となっています(日本の教育機関はなし)。
・準会員……CIUTIの理念に賛同する団体組織。入会できるのは、CIUTIが招待した場合のみ。現在、5団体(中国翻訳協会など)が準会員となっています。